身辺調査はなぜ行われるの?何を調べられるの?

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警察官の交際相手(あなた)とその家族の〇〇を調べられる

さて、おつき合いを始める際に、交際申告書を提出すると身辺調査をされる、ということなのですが、そもそもなぜこの「身辺調査」を行う必要があるのでしょうか
まず、警察社会というのは、私たちが思っている以上に縦社会です。と同時に、マイナーな存在・考え方や「普通」でない環境、偏った思想そのものだったり、偏った思想を持つ人たちの集団にとても敏感です。警察官という仕事を担う上で、近しい存在(ここでは交際相手や奥さんとなる人)の仕事、家庭環境、血縁といったステイタスを見て、そういった人たちがいないだろうか、ということをものすごく気にします。
そして、警察官になる人たちは、最初に「警察として働く上での考え方」を思いっきり植えつけられます。(言い方は悪いですが、本当に「植えつけられる」のです。)武道や筋トレといった肉体訓練以外にも、精神的な面でも多くの事を教えられます。つまり、そういった「考え方」を植え付け、警察特有の考え方を身に着けさせるために、本人を取り巻く身近な人たちがどういう人なのか?ということを事前に調べる必要があるわけです。そして、何か問題があるとわかった場合、警察官である彼の昇進を左右することになりかねません。

では、具体的にどんなこと調べられるのか?その内容を知っている限りですが、お話したいと思います。まず第一に、「本人」のこと。本人とは、警察官とつき合う彼女、奥さんになる人、つまりあなたのことです。あなたのことを調べられます。
どんなことを調べられるか?ということですが、「過去に犯罪歴がないかどうか」「水商売の経験がないかどうか」「特定の宗教・政治団体への所属有無」このあたりがメインになります。
過去の犯罪歴については、補導歴も含め、かなり重要視されます。「おまわりさんにお世話になった」という心当たりがあれば、それはマイナスの要素になります。とはいえ、たとえば交番でお金を借りたことがある、とか、110番をしたことがある、といった内容であれば問題ありませんが、できるだけ警察内のデータベースに自分自身の情報がない方が無難です。データベースに情報がない=問題を特に起こしたことがない、と見做されるからです。
水商売についてはいろいろとありますが、キャバクラ~風俗まで、何かしら経験があったとしても、そのお店に問題やトラブルがなければ、はっきりいってバレません。一番まずいのは、そのお店が脱税や風営法など何らかの事情で摘発された時に、働いていた女性従業員の履歴書などを押収されている場合。この場合は、働いている従業員の情報もすべて警察側で管理されますので、データベースを調べれば一発です。なので、もしそのようなアルバイト経験がある場合は、ばれる、ばれないに関わらずパートナーの彼に正直に言った方が良いかと思います。
「特定の宗教・政治団体への所属有無」については、次にお話する「あなたの家族のこと」で調べられる「思想について」でお話します。そのまま読み進めていってください。

本人の身辺調査の次に、あなたの家族のことを調べられます。これも本人の身辺調査同様、「家族の中に過去に犯罪歴のある者がいないかどうか」をまず調べられます。何親等までが対象になるかはいろいろな説がありますが、およそ3親等まで調べられると言われています。つまり、父、母、兄弟、姉妹、祖父母、叔父、叔母、いとこをメインに、過去に犯罪歴がないかどうか、ということをチェックしているようです。私の場合、交際申告書には1親等(父、母、兄弟)しか記載しませんでしたが、そこまで分かれば、2親等以降の親族の情報もわかるようです。
私の場合3歳年下の弟がおりますが、実はこれが昔けっこうやんちゃな奴で、おまわりさんのお世話になったことが知っている限りで2度ほどあります。また、叔父も若い頃にやんちゃというか抜けたことをやらかしまして(詳しくは書きませんが(^^;))保護されたことがあるという話を親から聞いたことがあります。なので、実際提出の時は内心ヒヤヒヤしましたが、特に何ともありませんでした。たぶん、おまわりさんにお世話になった内容の程度にもよるかと思います。たとえば、「未成年なのに煙草をふかしているのを見つかって補導された」とか、「自転車に二人乗りをした」とかですね。どの程度を「前科」「犯罪」と呼ぶかは微妙なところですし、もちろん未成年の喫煙も自転車の二人乗りもやってはいけないことだと思います。ただ、この場合、程度の大きさが警察官のパートナーの昇進にどれだけ響くか、ということの基準になるということは間違いないと思います。
また、「家族の過去の犯罪歴」のほかに、警察組織にとってとても重要なことを調べられます。それは、「思想」についてです。これは、最初にお話しした「本人の何を調べられるか?」の中の「特定の宗教・政治団体への所属有無」と関係するお話です。私自身が、思想について個人的な見解をこのようなサイトで述べることは好きではないので細かい表現は避けますが、戦後日本で頻繁にあったような「学生運動」に積極的に参加していた親族がいる、とか、特定の党に入党している、とか、特定の宗教に入信している、とかいったような点です。警察という組織は本当に保守的です。なので、思想的なことに関しては特に敏感で、たとえあなた本人がそうでなくても、親や親族がそのような思想を強く持ち、何か行動を起こしたという過去を持っており、それを警察側が把握していた場合は、マークの対象になり得ます。もちろん、あなた自身がそういった団体に所属していたり、活動している場合も十分マーク対象となります。安保法案の件で今の世代の若い人たちもたくさんデモに参加していましたが、そのような活動も基本的にはNGです。

最後に、国籍のこと。これも調査をすればすぐにわかります。あまり深くは書きませんが、本人・親族が日本以外の国籍を持っている場合、国にもよりますが、結婚や昇進にかなり大きく影響する可能性があります。

以上が身辺調査で調べられることとして私が知っていることになります。もちろん、上記以外のことも調べられている可能性はありますし、警察も暇ではありませんので、逆に案外そこまで深く調べられはしないのかもしれません。どこまで細かくチェックされているかは、申告する警察官本人も知らないことなのです。ただ、自分自身と家族の情報を提出するということは、意味があるからそうしているわけで、じゃあ何をメインに調べているのだとなると、上記のようなことが対象になります。

まとめますと、身辺調査は、あなたとあなたの家族の

  • 過去の犯罪歴の有無
  • 特別な思想を持っていないか(特定の宗教・政治団体への所属の有無)
  • 国籍

この3つを主に調べているわけです。
ちなみに、交際を始めたタイミングでこのような申告書を提出しますが、結婚の時にも同様に更新版を提出します。フォーマットは同じようなものですが、内容が変わっている場合(私の場合、勤務先の会社が変わりました)は最新の情報を書いて提出します。親族の問題については、交際の時に問題がなければ結婚の時もまず問題はないと思います。逆も然りです。

余談ですが、身辺調査といっても、探偵さんのように跡を尾けてくるわけではありません(笑)。あくまで警察内のデータベースを使って調べられるということです。(場合によっては公安が尾けてくる…なんて噂もありますが、かなりレアケースかと思います)。

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