社宅でのご近所付き合いは?「奥さん同士の序列」ってホントにあるの?

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奥様の地位は年功序列

結婚して社宅に入ると、ご近所付き合いは奥さんという立場の女性にはかなり大きな不安材料となるかと思います。これは、どこのご家庭でも、集合住宅に限らず一軒家であっても、新しい住まいに変わった際は、必ずといって良いほど付きまとう問題でしょう。テレビドラマでもよくある、ママ友やご近所の奥さん同士の過酷な人間関係。本当にあるのでしょうか?
警察官の社宅は特に、住んでいる人たちが同じ職業ということで身内意識が強い傾向にありますが、そういった環境でのご近所付き合いにおけるしがらみや序列はどのようなものか、お話ししたいと思います。

まず、私が経験したものだと、目に見えるほどはっきりとした「序列」のようなものはありません。よく、警察官の社宅に入ると、旦那さんの階級が、イコールそのまま奥さんの階級につながる、という話を聞きます。はっきりいってそんなことはありません。なぜなら、「おたくの旦那様の階級は?」なんてあからさまな質問をするような非常識な方はめったにいないからです。警察官の社宅に住んでいる人たちは極めて常識人が多いです。「社宅での厳しいルール」でもお伝えしたように、ゴミ出しや騒音対策といった規則が通常より少し厳しいという点はありますが、それは逆に、「きっちりした」人達が多いということでもあります。
ですので、意識的に気を遣って皆さんそうしているのでしょうか、テレビドラマで見るようないじめや陰湿な噂話といったものはほとんどありません。
ただ、序列に似たものが全くないわけではありません。旦那さんの階級に応じた序列がない代わりに、「年齢」「その社宅に住んでいる期間の長さ」によるちょっとした力関係はあります。これは私が実感したことでもあります。もともと警察という仕事が年齢層の幅が広い職業ですので当然ですが、社宅に住んでいる夫婦の年齢層も様々で、20代の新婚夫婦もいれば、子どもがすでに独立して夫婦二人で生活している還暦前のご夫婦もいらっしゃいます。で、比率からいってご年輩の世帯ほどその社宅に住んでいる期間も長いという傾向があるため、必然的に年齢が上の層の奥様方が力を持つようになります。

次に、どういう時に力関係が見えたり、ちょっと怖いと感じるか、というお話をします。
「社宅での奥さんの役割」のカテゴリでもお話したように、社宅ではいろいろな係があります。
運悪くクジ引きで管理人という一番責任の重い仕事を担うことになった場合、集会などで決定事項を全世帯に伝えなくてはならない場面も多くあります。そしてこの管理人の係が若い奥さんだったりした時、ほぼ必ず上の層の奥様方に「いちゃもん」をつけられます。私はこの様子を3年間見てきました。「でもそれだったらあの問題はどうなるの?」「それじゃあダメよ」といった風に。でしゃばるならあなたがやってください、と言いたいところでしょうが、そうもいきません。そのようにいちゃもんをつける奥様の旦那様が自分の夫の上司になる可能性だってありますからね…。
また、これは私自身が経験したことですが、次年度の係を決める際に、全世帯を3つほどのグループに分け、そのグループから各1世帯が代表でクジを引くというやり方をした時がありました。(ちろん、クジを引く=クジで当たった係はその引いた本人が請け負う、ということになります。)
その時私が同じグループになった世帯の奥様は、見事にみなさんご年輩でした。「今年やったら後が楽だから、あなた若いんだからやりなさい!」と有無を言わさぬ状態で背中を押され、しぶしぶクジ引きをし、見事に会計係を任命されたことがあります(笑)。(ちなみに、こういったお局様の集団のことを、若年層の奥さんたちは「お姉さま方」と呼んでいました。)

といったようなエピソードをお話ししましたが、ご近所付き合いの仕方も結局は人ぞれぞれ。全く付き合いを持たないスタンスをとるご夫婦もいれば、積極的に付き合いをもって情報交換をするご夫婦もいます。中でもお子さんいるご家庭ではそういったご近所との交流が多いように見られます。宅内での係に選ばれた場合は、ご近所付き合いは避けて通れませんので覚悟した方が良いかもしれません(笑)。

このように、旦那さんの階級に応じた序列というものはありませんが、年齢的な序列、いわゆるお局さんはどこの社宅にも共通していらっしゃるようです。なので、ここでもやはり旦那様のフォローがあると、かなり心強いかと思います。社宅に入り、係を請け負うことになったら、ぜひとも旦那様に協力を仰ぎましょう。

⇒次記事「警察社宅は泥棒に入られにくい」を読む

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