「警察官は税金泥棒だ!」と言われたら

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警察官(公務員)は税金泥棒ではない

不景気な今の時代、公務員は非常に人気が高く、就職における競争率もなかなか高いそうです。
バブルの頃はそれこそ、公務員は世の好景気によって給料が爆発的に上がるなんてことはありませんでしたので、言い方は悪いですが、バブルの甘い蜜を吸っていた人たちの中には「お前らは安い給料で国にこきつかわれて可哀想だ」なんて公務員を見下す発言をするような人もいたそうです。
私には、大学卒業から定年までずっと地方公務員をしていた親戚の叔父がいますが、彼はいつも言っていました。「バブルの頃には給料が周りの民間企業より少なくても俺たちは文句を言わなかった、なのに不景気になったとたん、公務員は給料をもらい過ぎだ、恵まれ過ぎだ、税金泥棒だ!なんて言いやがる。」と、よく文句を言っていたものです。

公務員の中でも、警察官は特に嫌われています。警察官を嫌う人たちの理由も様々です。単に公務員だから嫌い、という人もいますし、威圧的な態度が嫌いという人もいます。自分は何も悪いことはしていないのに職務質問をされた経験のある人、駐禁やスピード違反で減点された人なんかも、ただそれだけの理由でお巡りさんを嫌う人もいます。
そういう人たちは、決まって「奴らは税金泥棒だ」と言います。「自分たちの払った税金で生活をしているくせに偉そうだ」と。口には出さないけれど、心の中で思っている人たちもたくさんいます。もしあなたが警察官と結婚をし、家族になったら、そのような目で見られたり、実際にそういった内容の言葉をぶつけられることがあるかもしれません。私も、露骨にではないけれど遠まわしに言われて嫌な思いをしたことがあります。ここでは、そういう時にどう対処するか、どういう考えを持てば楽になるか、というお話をしたいと思います。

確かに、公務員のお給料の元は、国民から集めた税金で成り立っています。それは事実です。
しかし公務員の皆さんも、「労働」はしているのです。何も寝ているだけでお給料をもらっているわけではありません。お給料というのは、それが顧客から得た収益であれ、国民が払った税金であれ、「労働の対価」として得た時点でそれはその労働者の報酬なのです。労働者本人が「労働の対価」として受け取った時点で、それは「報酬」であり「税金」ではないのです。
もし、「公務員は税金泥棒だ、自分たちの払った税金で生活している」という言い分が成り立つのであれば、その公務員がプライベートにおいて飲食や遊戯、物販購入などで支払ったお金もまた、税金だということになります。つまり、公務員の顧客から受け取った収益をお給料にしている民間企業だって、税金の一部で生活している、という理論もまた成り立つのではないでしょうか。
ですが、実際はそうではありません。公務員が「労働の対価」として受け取ったお給料は報酬であり、そのお給料で購入したものは、「購入のために支払ったお金の対価」なのです。
お金と言うのは必ずいずれかの場所、契約、条件によって発生しますが、そのお金の流れややり取りの中で必ず「位置づけ」が生まれます。
「公務員は税金泥棒だ」と言っている人がいても、気にすることはありません。税金を「盗んでいる」わけではありませんので。実際このように言い返すか否かは、ここでは言及しません。私個人は、相手が誰であれ言い返すことはしませんでしたが、心の中ではそう思っていましたので、何も気にしませんでした。

また中には、公務員そのものを嫌いなわけではないけれど、警察官は特別に嫌いだ、という人もいます。そういう人たちは、「税金で生活をしているくせに」というのが大前提にあって、その上「警察官は偉そうだ」「態度が横柄だ」という思いを持っています。こればっかりは、何とも言いようがありません。何故なら、それは人によるからです。そういう警察官もいるでしょう。ですが、すべての警察官が横柄で横暴だというわけでは当然ありません。病院だって、お金を払っている患者に対して横柄な態度をとる医者もたくさんいます。横柄な態度を取る人はもちろん嫌ですが、それは個人の性格や自身の職業への認識、その社会組織の教育など様々な要因によって対応が個々に異なってきます。偉そうな警察官もいれば、偉そうな医者もいる、横柄な不動産屋がいる、態度の悪い美容師がいる…どの職業にだって、偉そうで横柄な人はいます。「いろんな人がいますから」と受け流すのが一番です。警察官というくくりだけでその職業全般を叩く、という行為自体が幼稚ですから、あまり相手にしないことです。

ですが、実際私が住んでいた社宅は、「警察官舎だから」ということで町内会の中ではあまり良い目で見られていなかったというのも事実です。私が個人的に何かを言われたことはありませんが、社宅内の役員の集会などでは、「町内会の集まりで〇丁目の〇〇さんから嫌味を言われた」というような声は度々耳にしたことがあります。やはり風当りは強い、というのが現実です。しかし、警察官という仕事は絶対になくてはならない職業。その家族として、そういった心無い言葉を気にしたり臆することなく、毅然とした態度でいることが大事かと思います。警察官は命懸けの職業。皆さん必死に仕事をしています。税金泥棒だなんて言葉を気にせず、むしろ誇りに思い家族である奥様のあなたがバックアップするくらいの気持ちでいた方が良いでしょう。

⇒オマケ記事「その他警察官の気になるいろいろ」を読む

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